PTの臨床実習って、どんな感じなの?

理学療法の臨床実習の準備・事前学習

理学療法士になるために避けては通れないもの、それが臨床実習です。
これから実習を控えている学生の皆さんは、「上手くやっていけるかな…」と不安を抱えているのではないでしょうか?
今回は、私自身が実習を通して感じた、実習を様子をお伝えしていきたいと思います。

そもそもPTの臨床実習ってどれくらい長いの?

現行の「理学療法士作業療法士学校養成施設規則」では理学療法士養成過程における臨床実習は20単位以上と定められています。また、臨床実習の1単位は40時間以上の実習(学修時間を含めて45時間以内)とされているため、20単位は最低でも800時間以上の臨床実習に相当します。すなわち、1週間で1単位、週5日のペースで実習をすると、1日あたり8時間の実習になりますね。
例えば、
・8:30~17:30勤務
・昼休憩1時間
みたいなスケジュールで実習を行う施設が多いと思います。(昼休憩を実習時間として含めるか否かは、結構施設の匙加減な気がしています笑。通常は昼休憩は臨床実習時間には含めません。)休みの日程も、シンプルに土日休み(大学病院など)だったり、スーパーバイザー(臨床実習教育者)と相談して決めたり、多種多様です。中には、火曜日と土曜日の午後と日曜日が休みといった、変則的な休みの施設もあります(クリニックに多い印象)。ちなみに、私はGWに休みはなく、全て実習がありました笑。実習期間は、1つの実習施設に10週間お世話になることもあれば、6週間✕2回のような形もあります。これは養成校次第ですね。

実習施設選びのポイント

実習施設に関して、希望を出せる場合は、
・家からの近さ、通いやすさ
・将来希望している進路(回復期 or 急性期、整形疾患 or 神経系疾患 or 内部疾患など…)
・実際に実習に行った先輩からの声

を参考にすると良いと思います。まだ進路に悩んでいる人は、総合病院がオススメです。幅広い疾患のリハビリテーションがみられますからね。
実習施設までの交通費は、自費です。ただし、養成校に申請すれば「実習用定期証明書」を発行してもらえるので、少し安く通うことが出来ます。しかし、この証明書、一ヶ月単位でしか購入できないんですよね。つまり、6週間だと、定期の期限に若干間に合いません。こういったことを踏まえると、交通費を節約したいという方は、近場の実習施設をオススメします。

実習開始1週間前!施設への電話連絡と持ち物確認

おそらく、養成校から実習開始1週間前くらいに、実習施設に電話をするよう指示されると思います。
その際に確認しておくべきことは
・初日の集合時間
・初日の集合場所
・持ち物
・服装

あたりですかね。他には、昼食はどうすればよいか(弁当持参か社食が使えるか)、自転車で通うことは可能か、実習前に勉強しておくべきことはないかを確認すると良いと思います。
実習着、シューズ、筆記用具、メモ帳あたりはマスト。ゴニオメーターやメジャー、ストップウォッチなどは、施設の物を貸していただけることがほとんどだと思います。特に実習施設のロッカーの鍵やセキュリティカードは、紛失しないように気をつけてくださいね笑。

ぶっちゃけ不安…実習って何が一番辛い?

この記事を読んでいただいている多くの方の悩みは「上手くやっていけるのか心配」ということだと思います。これに関しては、実習施設の雰囲気とスーパーバイザーSVとの相性が大部分を占めると断言できます。
実習生を快く受け入れてくれる施設もあれば、あまりに多忙で実習生に構う時間がほとんどない、という施設もあります。SVも人間ですから、性格の合う・合わないは仕方がありません。あまりにも精神的に辛かったり、暴言暴力やセクハラを受けている場合は、一人で抱え込まず、すぐに養成校の先生に相談してくださいね。
ちなみに、私の体験や友人の意見を聞いていても、「検査測定が上手にできなくて辛い」と言っていた人は、実はほとんどいませんでした。実習は「見学→協同参加→実施」と段階を踏んで進んでいくので、徒手的な技術は丁寧に学ばせてもらえるので安心してくださいね。

実習が上手くいく学生の「3つの特徴」

実習をスムーズに進めるために、技術や知識以上に大切なことがあります。それは以下の3つです。
・元気よく挨拶
・時間を守る
・たくさん質問をする

ことが挙げられます。朝は必ず「おはようございます」、実習が終わってリハ室を出る時は「お先に失礼します。お疲れ様でした。」と、大きな声で言いましょう。また、どんな小さなことでもいいので、1患者当たり1回は質問したいですね。積極的な姿勢や細かい信頼の積み重ねが、SVからの総合評価を上げる鍵になりますよ。
また、臨床実習では、座学では学びにくい徒手的な技術を学ぶことができますから、メモを最低限にして、できるだけSVが患者さんとどのように接してるかを見て学んでください。メモをたくさん取ろうとして見学がほとんどできていない…なんて本末転倒ですからね。

毎日の課題「デイリーノート」を乗り切るコツ

おそらくほとんどの養成校では、毎日「デイリーノート」のようなものを記入し、それをスーパーバイザーに提出するといった課題が出されるはずです。これが慣れるまでは結構厄介笑。
手書きでもPCで作成してプリントアウトして提出でも、どちらでも良い場合は、Wordで記入する形を強くオススメします。手書きだと修正が面倒ですし、PCであればタイピングで素早く入力できます。また、わからない用語や疾患の概要を調べる際、AIを活用して情報を整理し、それを参考に自分の言葉でまとめることで、大幅な時間短縮にもつながります。
大切なのは、本質的でない部分に余計な手間や時間をかけないこと。睡眠時間をしっかり確保するためにも、自分の性格にあった効率的なやり方を模索してくださいね。

まとめ:臨床実習は理学療法士への大きな一歩

いかがでしたでしょうか? 実習と聞くと、「怒られたらどうしよう」「知識不足で迷惑をかけないか」と不安ばかりが先行してしまうかもしれません。
でも、最初から完璧にできる学生なんて一人もいません。現場の先生たちも、それを分かった上で受け入れてくれています。大切なのは、今の自分の知識不足を素直に認め、患者さんを良くするために「学ぼうとする姿勢」を見せることです。
辛いことや悩むこともあるかもしれませんが、実習で得た経験や患者さんの笑顔は、必ずあなたの理学療法士としての大きな財産になります。 体調にだけは気をつけて、有意義な実習期間にしてくださいね。応援しています!

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